エギング色選びの完全ガイド|昼夜・潮色別のおすすめカラー

エギングの色選びって、意外と奥が深いですよね。釣具店に行けばピンクやオレンジ、グリーン、ブルー、パープルなど、数え切れないほどのカラーが並んでいます。エギングの人気色や最強カラーを調べてみても、人によっておすすめが違うので、結局どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いかなと思います。

特に気になるのが、夜のエギングでは何色が釣れるのか、日中の澄み潮と濁り潮ではカラーを変えた方がいいのか、朝マズメや夕マズメにはどんなエギが効果的なのか、といった疑問ではないでしょうか。さらに、エギの下地に使われる赤テープや金テープ、銀テープの違い、ケイムラとグロー・夜光の使い分け、490グローの特徴まで考えると、ますます複雑に感じますよね。

また、アオリイカは色盲だと聞いたことがある方なら、そもそもエギの色に意味があるのか疑問に思うかもしれません。でも、イカの視覚は人間とは違っていても、エギが水中でどれくらい明るく見えるか、背景からどれくらい目立つかという違いは重要なんです。

この記事では、エギングのカラー選びを基礎から整理し、ナイトエギングの闇夜や月夜、常夜灯周り、晴れや曇り、深場、春や秋のエギングなど、さまざまな状況での考え方を解説していきます。カラーローテーションの順番や、イカが追ってくるのに抱かないときの対処法も紹介しますよ。

エギの色は、単にお気に入りのカラーを選ぶだけではありません。光量や水質、水深、下地の特徴を組み合わせることで、もっと納得感のある選択ができるようになります。あなたが次の釣行で迷わずエギを選べるよう、一緒に整理していきましょう。

記事のポイント

  • エギングで人気の色と下地ごとの特徴
  • ケイムラやグローの違いとイカの視覚の仕組み
  • 日中・夜・マズメ・潮色に合わせたカラーの選び方
  • 釣果につなげるカラーローテーションの実践方法
目次

エギング色選びの基本と人気カラー

エギングでカラーを選ぶとき、最初に知っておきたいのは、エギの見た目だけで釣れやすさが決まるわけではないということです。

エギには背中や布の色だけでなく、赤や金などの下地、紫外線で蛍光するケイムラ、光を蓄えて発光するグローなど、さまざまな特徴があります。つまり、同じピンクでも下地が違えば、水中での見え方は変わってくるんですね。

ここでは、人気カラーの特徴から下地の選び方、イカの視覚まで、エギングの色選びに欠かせない基本を解説します。

  • エギングで一番釣れる最強カラーは?
  • ピンクやオレンジなど人気色の特徴
  • 赤・金・銀テープの下地による違い
  • ケイムラとグロー・夜光の使い分け
  • イカは色盲?エギの色が重要な理由
  • 2026年10月の釣果から見るエギの人気色の傾向

エギングで一番釣れる最強カラーは?

エギングを始めると、一度は気になりますよね。一番釣れる色は何色なのか、これさえ持っていれば安心という最強カラーはあるのか、という疑問です。

結論からいうと、どんな状況でも必ず一番釣れる万能カラーは確認されていません。

例えば、晴れた日の透明度が高い海では、ブルーやグリーン、クリアなど、周囲の景色になじむカラーが使いやすいことがあります。一方、雨の後で海が濁っているときには、オレンジやチャート、グローなど、エギの存在を目立たせるタイプが候補になります。

さらに、同じ釣り場でも昼と夜では海中の光量が違います。昼間は反射によってアピールできた金テープも、周囲に光がほとんどない闇夜では、同じような反射を期待できません。

つまり、最強カラーを一つに決めるよりも、その日の海の状況に合わせて、適切な光学的特徴を持つエギを選ぶことが大切なんです。

人気の定番カラーには何がある?

エギングの代表的なカラーとして知られているのが、YAMASHITAのエギ王シリーズにある軍艦グリーン、ムラムラチェリー、金アジなどです。

軍艦グリーンはグリーン系の背色と赤系の下地を組み合わせたカラーで、暗い輪郭を出すことを意識した設計になっています。ムラムラチェリーはピンクの背色とケイムラボディを組み合わせたタイプで、光のある時間帯にも使いやすい特徴があります。

金アジのような金下地のカラーは、周囲の光を反射させるタイプとして考えると分かりやすいですよ。

最初にそろえたいカラーの考え方

  • ピンクやオレンジ系の高アピールカラー
  • ブルーやグリーン系のナチュラルカラー
  • 赤下地などの暗いシルエットを作るカラー
  • ケイムラやグローなど発光機能のあるカラー

もちろん、最初から大量に購入する必要はありません。まずは用途の違う数色を持っておき、釣り場で反応を比較することから始めるのがおすすめです。

人気カラーは多くの釣り人が使っているという安心感がありますが、人気の高さが、そのまま科学的な釣獲率の高さを証明するわけではありません。私は人気ランキングだけで選ぶより、それぞれのカラーがどんな場面で使えるのかを理解する方が、長い目で見て役立つと考えています。

ピンクやオレンジなど人気色の特徴

エギングのカラーにはさまざまな種類がありますが、まずは基本的な色の特徴を知っておくと選びやすくなります。

ただし、ここで紹介する色の特徴は、主にメーカーの設計思想や実釣で使われている傾向を整理したものです。アオリイカが人間と同じようにピンクやブルーを認識し、特定の色を好んでいると証明されたわけではありません。

カラー主な特徴候補になる状況
ピンク視認性が高く、アピール系として使われやすいマズメ、濁り、サイトエギング
オレンジ存在感を出しやすい定番色朝夕マズメ、ローライト、濁り
グリーン藻場や自然背景になじみやすい澄み潮、日中、警戒心の強いイカ
ブルー海中の背景と同化する方向のカラー晴天、澄み潮、高プレッシャー
ブラウン岩場や藻場になじむ落ち着いた色日中、藻場、低活性時
パープル暗い輪郭やシルエットを意識しやすい夜、マズメ、月夜
ブラック背景との明暗差を作る闇夜、逆光、シルエット重視
チャート・ライム背景と差をつける高アピール系濁り、低照度
クリア背景を透過させ、存在感を抑えやすい澄み潮、日中、スレイカ

初心者はピンクとオレンジから始めるべき?

ピンクとオレンジは、初心者にとって使いやすい基本カラーです。エギの位置を目で追いやすいモデルも多く、釣り場で操作感をつかむうえでもメリットがあります。

特にサイトエギングでは、釣り人自身がエギを見つけやすいことも重要です。ただし、釣り人から見やすい色と、イカにとって発見しやすい色は必ずしも一致しません。

例えば、ピンクの背色でも、下地が金なら反射系、ケイムラなら紫外線蛍光系というように性質が変わります。

そのため、同じピンクを何本もそろえるより、ピンクの金下地とブルーのケイムラ、グリーンの赤下地など、色と機能の異なる組み合わせを用意する方が、対応できる状況を広げやすいですよ。

春と秋で色を変えた方がいい?

春のエギングでは大型のアオリイカを意識することが多く、警戒心の強い個体を相手にする場面では、グリーンやブラウンなどの自然なカラーを選ぶ考え方があります。

一方、秋は小型のアオリイカを広く探す場面も多いため、最初はピンクやオレンジなどで存在をアピールし、反応を見ながらナチュラル系へ変更する方法が使われています。

ただし、春だからグリーン、秋だからピンクと固定する必要はありません。季節以上に、その日の光量や潮の濁り、イカの反応を優先しましょう。

赤・金・銀テープの下地による違い

エギングのカラーを本格的に理解するなら、背中の色と同じくらい注目したいのが下地です。

エギの下地とは、布の内側にあるボディの色や反射材のこと。赤テープ、金テープ、銀テープ、虹テープなどが代表的ですね。

布の色は人間から見た印象を大きく左右しますが、下地は光の反射や透過、シルエットの出方に関わっています。

赤テープは夜の定番

赤テープは、ナイトエギングでよく使われる下地の一つです。

ただし、赤テープが夜に使われるのは、暗い海の中で鮮やかな赤色に見えるから、という単純な理由ではありません。

水中では赤い光の成分が吸収されやすく、光量が少ない環境では赤下地が暗いシルエットを形成することがあります。この暗い輪郭によって、背景との明暗差を作るという考え方です。

YAMASHITAの軍艦グリーンや、DUELの闇夜ローズなどにも、赤系の下地を活用する設計思想が見られます。

金テープと銀テープはどう違う?

金テープと銀テープは、どちらも周囲の光を反射して存在感を出すタイプです。

金テープは、マズメや日中、多少濁った状況まで幅広く使われる定番。オレンジやピンクの背色と組み合わせたモデルも多く、最初の一本に選びやすい下地です。

銀テープやホログラムは、光が当たる角度によって鋭い反射を生み、小魚の鱗のようなフラッシングを演出する目的で使われます。晴れた日中やベイトフィッシュを意識するときに候補になりますね。

ただし、金が銀よりも必ず低照度で優れるといった普遍的な比較結果があるわけではありません。どちらも周囲光を利用するため、光の少ない環境では反射そのものが弱くなります。

代表的な下地の使い分け

下地主な役割使いたい場面
赤テープ暗いシルエット夜、ローライト
金テープ光の反射マズメ、日中、笹濁り
銀テープ・ホロ強いフラッシング晴天、日中、ベイト周り
虹・マーブル複数の反射要素状況を探るとき
クリアボディ透過による自然な見え方澄み潮、スレイカ

なお、虹やマーブルがあらゆる状況で最強というわけではありません。あくまで複数の反射要素を持つ選択肢と考えてください。

私は、カラー選びに迷ったときほど、背中の色だけでなく下地を確認することをおすすめしています。エギのパッケージやメーカーの商品ページには、下地の種類が記載されていることが多いですよ。

ケイムラとグロー・夜光の使い分け

エギングのカラー選びで混同されやすいのが、ケイムラとグローです。

どちらも光に関係する機能ですが、その仕組みはまったく違います。ここを理解すると、日中と夜間のカラー選択がかなり分かりやすくなりますよ。

ケイムラは紫外線を利用する蛍光タイプ

ケイムラは、紫外線を受けることで可視光を発する蛍光機能を指す釣具用語です。

太陽光には紫外線が含まれているため、日中や明るい浅場では、その機能を活用できる可能性があります。

よく誤解されるのですが、ケイムラとは紫色のエギという意味ではありません。ピンクやブルー、オレンジなど、さまざまな背色と組み合わせられています。

例えば、エギ王シリーズのムラムラチェリーやブルーポーションには、ケイムラボディを採用した製品があります。

ただし、ケイムラは紫外線がなければ、その蛍光効果を基本的に発揮できません。

そのため、完全な暗闇でケイムラが自分から光り続けると考えるのは間違いです。夜でも紫外線成分を含む人工光があれば蛍光する可能性はありますが、光源の性質によって条件は変わります。

グロー・夜光は蓄光して発光する

一方、グローや夜光は、光を受けてエネルギーを蓄え、その後も暗い場所で一定時間発光するタイプです。

釣具の世界では、グローと夜光はほぼ同じ意味で使われることが多いですね。

夜間や深場、濁り潮など、周囲から届く光が少ない状況で、エギの存在を知らせる方法の一つとして使われます。

ただし、蓄えた光は時間とともに弱くなるため、ずっと同じ明るさで光り続けるわけではありません。

490グローと普通のグローの違い

490グローは、YAMASHITAが採用している発光機能で、約490nmの青緑色の光を発するように設計されています。

メーカーでは、明るい澄み潮で使うケイムラと、強いローライトや濁りで使う夜光の中間的な状況に向く機能として紹介されています。

また、アオリイカとして扱われるSepioteuthis lessonianaでは、視物質の吸収極大が約503nmと報告されています。490nmはこの青緑域に近い波長です。

ただし、490nmがすべてのアオリイカにとって絶対に最適な波長であり、ほかのカラーより必ず釣れると証明されたわけではありません。

種類発光の仕組み主な使用条件
ケイムラ紫外線を受けて蛍光する日中、澄み潮、浅場
グロー・夜光蓄えた光を暗所で放出する夜、濁り、深場
490グロー約490nm付近で蓄光発光するマズメ、ローライト、笹濁り
ネオンブライト紫外線による蛍光を利用するUVが届く状況でのアピール

商品の特徴を詳しく知りたい方は、YAMASHITA公式のエギ王K 490グロー製品情報も参考になります。発光機能やカラーごとの設計意図を確認できます。

なお、曇りだから紫外線が完全になくなるわけではありません。曇天でもケイムラが機能する可能性はあるため、天候だけで極端に判断せず、海中に届く光量を意識することが大切です。

イカは色盲?エギの色が重要な理由

エギングの話題でよく耳にするのが、イカは色盲だからエギの色は関係ないという意見です。

琉球大学 理学部海洋自然科学科 教授の池田譲氏によりますとイカやタコは基本的に色を感じ取ることができない。ヒトが3種類の光の波長を組み合わせて色を感じるのに対して、イカやタコは光を感じる視物質が1種類しかないため色を認識することができず、おそらく色のない世界で生きていると考えられている。(引用:GLOBERIDE)

確かに、アオリイカなどの沿岸性頭足類では、人間のように複数の視物質を使って色を区別する一般的な色覚が確認されていません。

研究対象となった沿岸性頭足類8種では、いずれも単一種類の視物質を持つことが報告されています。

ただし、通常の色覚を持たないことと、異なるカラーのエギが同じように見えることは別の話なんです。

イカが利用するのは明るさとコントラスト

例えば、赤いエギと青いエギを水中に入れた場合、それぞれが反射する光の量や波長は異なります。

仮にイカが人間のように赤や青を区別できなかったとしても、受け取る光の強さや背景との明暗差が違えば、見え方が変化する可能性があります。

さらに、エギの輪郭、動き、反射の強さ、発光の有無も視認性に関係してきます。

つまり、イカにとって重要なのは、人間が呼んでいる色名そのものではなく、水中でそのエギがどのような光学的特徴を持っているかということです。

偏光を感じ取る能力もある

頭足類には、人間が普段あまり意識しない偏光を感じ取る能力もあります。

偏光とは、光の振動方向に一定の偏りがある状態のこと。頭足類の一部では、偏光情報が物体の検出に役立つことが行動実験で示されています。

ただし、このような実験結果をそのままアオリイカのエギングに当てはめ、偏光するエギほど必ず釣れると断定することはできません。

また、頭足類がレンズの色収差を利用して波長の違いを感じ取っている可能性も理論研究で提案されていますが、これもアオリイカに人間と同じ色覚があると実証したものではありません。

水深によってエギの色は変わる?

海中では、光の波長ごとに吸収や散乱のされ方が異なります。

一般的に赤系の長い波長は水による吸収を受けやすく、水深が増すと赤らしい見え方を失いやすくなります。

ただし、赤は水深5mで完全に黒くなる、10mでは見えなくなる、といった固定した説明は正確ではありません。

透明度や濁り、植物プランクトン、太陽の高さによって光の届き方が変わるからです。濁った沿岸の海では青い光が強く減衰する場合もあります。

水深とカラーの関係で注意したいこと

特定の色が何mで消えるという数値は、全国共通の基準として使えるものではありません。深場では明るさや反射、シルエット、発光機能を総合的に考えることが大切です。

こうした特徴を考えると、エギングで色選びに意味がないとは言い切れません。一方で、カラーだけが釣果を決めるわけでもありません。

イカのいる場所や活性、エギの動き、沈下姿勢、フォール速度なども大切です。私はカラーを万能な答えとしてではなく、釣果を左右する複数の要素の一つとして考えるのが自然だと思います。

2026年10月の釣果から見るエギの人気色の傾向

エギングのカラー選びでは、実際に釣れているエギの色も気になりますよね。そこで注目したいのが、エギング専門SNS「エギCOM」に投稿されている最新の釣果情報です。

2026年10月15日〜20日ごろの公開釣果投稿を確認すると、特に注目したいカラーとして、次の3つの系統が挙げられます。

  • 赤下地系:軍艦グリーンを代表とするカラーで、富山県や兵庫県などの釣果投稿に使用例が見られました。暗いシルエットを意識したカラーとして、夜間やローライトでも候補になります
  • ケイムラ系:ムラムラチェリーやバイオレット系など、紫外線による蛍光を利用するカラーでも釣果が確認されました。日中や光量のある状況で試したいタイプです
  • 金テープ系:金アジなどのナチュラルな外観と反射を組み合わせたカラーにも釣果報告があります。実際に金アジへ交換した後に追加でアオリイカを釣ったという投稿も確認できました

さらに、10月16日には490グローを使用した複数の釣果報告も確認されており、ローライトや濁り潮で試したい別の選択肢として注目できます。

最近の釣果投稿から分かること

軍艦グリーンなどの赤下地系、ケイムラ系、金テープ系のいずれにも釣果が確認されているという点がポイントです。

特定の一色だけが釣れているわけではなく、それぞれ異なる光学的特徴を持つエギが使われています。最近の実釣例からも、時間帯や水質に合わせてカラーを使い分けることの重要性がうかがえます。

実際の釣果情報を詳しく確認したい方は、会員数25万人のサイトエギ.COMをチェックしてみてください。使用されたエギのカラーだけでなく、釣行地域や釣れた状況も参考になりますよ。会員無料です。

釣果データを見る際の注意点

今回紹介した傾向は、2026年10月中旬〜下旬に公開されていた一部の釣果投稿をもとに整理したものです。全投稿のカラー別使用数や、釣れなかったケースまで集計した調査ではありません。

そのため、全国で最も釣れているカラーのランキングや、特定色の釣獲率を示すものではない点に注意してください。また、投稿内容は随時更新されるため、正確な情報は公式サイトをご確認ください。

私としては、こうした実際の釣果投稿はカラー選びのヒントとして活用するのがおすすめです。人気色だけにこだわるのではなく、赤下地によるシルエット、ケイムラによる蛍光、金テープによる反射という3つの違いを意識すると、より実践的なローテーションが組めるかなと思います。

エギング色の状況別の選び方

エギの基本的な色や下地の特徴が分かったところで、次は実際の釣り場でどう使い分けるかを考えていきましょう。

エギングのカラー選択では、時間帯、潮の透明度、光量、水深などを組み合わせて判断することが重要です。

同じカラーでも、晴天の日中と雨上がりの夕方では役割が変わることがあります。ここからは、具体的な状況ごとに選び方を解説していきます。

  • 日中や澄み潮におすすめのカラー
  • 濁り潮で効果的なエギの色
  • 朝マズメと夕マズメのカラー選び
  • 夜のエギングで釣れる色と下地
  • カラーローテーションの順番とコツ
  • エギング色選びのポイントまとめ

日中や澄み潮におすすめのカラー

晴れた日中や透明度の高い澄み潮では、ナチュラル系のカラーが基本候補になります。

具体的には、ブルー、グリーン、ブラウン、クリア、ベイトフィッシュを模したカラーなどです。

水が澄んでいると、エギの姿が比較的遠くから見える可能性があります。そのため、強いアピールだけでなく、周囲の背景になじませることも選択肢になるんですね。

澄み潮ではナチュラル系を意識

例えば、ブルー系のエギは水中の青い背景と同化するような見え方を狙ったカラーとして使われています。

グリーンやブラウンは、藻場や岩場などの自然な背景に合わせたいときに候補になります。

クリア系は光を透過させやすく、輪郭や存在感を抑える方向のカラーです。イカがエギを追ってくるのに抱かない場合など、見せ方を変えたいときにも役立ちます。

ただし、澄み潮だから派手なカラーが使えないわけではありません。活性の高いイカを広範囲から探したいときには、ピンクやオレンジ、反射系から試す方法もあります。

晴天の日中はケイムラも候補

太陽光がある日中は、紫外線を利用するケイムラの特徴を活かしやすい状況です。

例えば、YAMASHITAのブルーポーションは、クリアブルーとケイムラボディを組み合わせたナチュラル系カラーとして知られています。

DUELのすみ潮ブルーも、自然なブルーとケイムラを組み合わせ、澄み潮で使うことを意識したカラーです。

このように、見た目を自然にしながら紫外線蛍光という別の特徴を持たせたエギもあります。

日中でも曇りや雨なら考え方を変える

曇りの日は晴天より光量が少なくなるため、ピンクやオレンジ、金テープ、暗色系など、明暗差を意識したカラーが候補になります。

雨の日も同様ですが、雨そのものより海がどう変化しているかを見ることが大切です。

雨が降っていても水が澄んでいるなら、ナチュラルカラーやケイムラを試せます。一方、河川から濁った水が流れ込んでいる場合は、濁り潮向けのカラーに切り替える考え方が合理的です。

日中のカラー選びの基本

  • 晴天・澄み潮はブルー、グリーン、クリアを候補にする
  • 日差しがあるときはケイムラや銀・ホロの反射も試す
  • 曇天ではピンク、オレンジ、金、暗色系も検討する
  • 追ってくるのに抱かない場合は自然な色へ変更する

ちなみに、春の藻場で大型のイカを狙うときも、単に春向けの色を選ぶより、その場所の水質や背景、光量に合わせて選ぶ方が判断しやすいですよ。

濁り潮で効果的なエギの色

雨の後や波で海底がかき混ぜられたときなど、濁り潮では普段と違うカラー選択が必要になる場合があります。

濁った水中では光が吸収・散乱されやすく、エギの視認距離が短くなる可能性があります。

そこで考えたいのが、背景との差を強くすることです。

濁り潮ではオレンジやチャートが候補

濁り潮でよく使われるのは、オレンジ、ピンク、ライム、チャートなどのアピール系カラーです。

特にチャートやライムは、背景との違いを作る目的で採用されることがあります。

DUELのにごりライムは、紫外線が届きにくい濁り潮でも、本体色によるアピールを意識したカラーとして設計されています。

濁りが強い場合、ケイムラのように外部からの紫外線を利用する仕組みは、その光が十分に届くかどうかに左右されます。

そのため、ケイムラだけに頼るのではなく、本体色や下地による輪郭も意識したいところです。

強い濁りではグローや暗色系も試す

濁りがさらに強くなった場合には、グローや490グローなどの蓄光発光系、あるいは赤や黒などの暗色シルエット系も候補になります。

ここで面白いのは、明るいカラーと暗いカラーの両方が候補になることです。

明るいカラーは存在感を出す方向、暗いカラーは背景との輪郭差を出す方向という違いがあります。

つまり、濁り潮だからといってオレンジ一択にする必要はありません。エギの存在が伝わりやすい方法を変えながら探るのがコツです。

水質最初の候補反応がないときの候補
澄み潮ブルー、グリーン、ケイムラクリア、ブラウン、反射系
笹濁りピンク、金、虹490グロー、暗色系
濁り潮オレンジ、チャート、ライムグロー、赤下地、黒
強い濁りグロー、高コントラスト系暗色シルエット、発光方法の変更

濁りがある深場では何を選ぶ?

深場では、水深による光量の減衰と濁りによる光の散乱が重なります。

そのため、浅場と同じように金や銀の反射だけを期待するのではなく、グローやシルエット系の特徴も活用したいところです。

ただし、深場だからグローが必ず一番釣れるわけではありません。実際の反応を見ながら、反射系や暗色系と比較してみましょう。

雨上がりの濁りには、強い流れや漂流物が伴うこともあります。カラーを試す前に釣り場の安全を確認し、増水した河口や足場の悪い場所には無理に近づかないでください。

朝マズメと夕マズメのカラー選び

朝マズメと夕マズメは、エギングで特に注目される時間帯ですよね。

この時間帯の特徴は、太陽の位置が変わることで光量が短時間に大きく変化することです。

そのため、一つのカラーだけで通すよりも、明るさの変化に合わせてエギの光学的特徴を切り替える方法が役立ちます。

朝マズメは暗い時間と明るい時間を分ける

日の出前の暗い時間帯では、赤下地やパープル、ブラック、グローなど、シルエットや蓄光発光を使うカラーが候補になります。

空が明るくなり始めると、オレンジやピンク、金テープ、ケイムラなども試しやすくなります。

例えば、DUELのまずめオレンジは、オレンジの視認性とケイムラを組み合わせ、マズメ時を意識したカラーです。

朝マズメだから必ずオレンジが釣れるという意味ではありませんが、光量が変化する時間帯にアピール方法を変えられるという点で、参考になる考え方ですね。

夕マズメは反射系からシルエット系へ

夕マズメでは、朝とは逆に周囲が少しずつ暗くなっていきます。

まだ明るさが十分に残っているうちは、金テープやケイムラ、オレンジ、ピンクなどを使用できます。

日没が近づき、海中の光量が落ちてきたら、赤下地やパープルなどのシルエット系へ変更する方法があります。

さらに暗くなったら、490グローや通常のグローも候補になります。

マズメのカラーチェンジ例

朝マズメ:赤下地・グロー → オレンジ・ピンク → ケイムラ・反射系

夕マズメ:ケイムラ・金テープ → ピンク・オレンジ → 赤下地・パープル → グロー

もちろん、これは必ず守るべき順番ではありません。月明かりや常夜灯、水質によっても条件は変わります。

また、マズメの時間帯は潮の動きやイカの活性も変化することがあります。エギを交換した直後に釣れた場合でも、その原因が色だけにあるとは限りません。

私は、光量の変化をカラー交換の一つのきっかけとして考えると、無理のないローテーションを組み立てやすいと思います。

夜のエギングで釣れる色と下地

夜のエギングでは、赤テープ、パープル、ブラック、グローなどがよく話題になります。

ただ、同じ夜でも、月が出ているか、常夜灯があるか、周囲がほぼ真っ暗なのかで環境は大きく違います。

ナイトエギングでは、夜という時間帯だけでなく、利用できる光がどれくらいあるかを確認することが重要です。

闇夜は赤下地やグローが候補

新月などの暗い夜では、周囲の光が乏しく、金や銀の反射効果も小さくなりやすい状況です。

そこで試したいのが、赤テープ、濃いパープル、ブラックなどのシルエット系です。

これらは、周囲に残るわずかな光や背景との明暗差を利用して、エギの輪郭を見せることを意識したカラーです。

一方、グローは事前に蓄光しておけば、周囲光が少ない状況でも一定時間発光します。

闇夜では、まず赤下地などの暗色系を試し、反応がなければ490グローや通常の夜光に切り替える方法もあります。

ただし、真っ暗な環境では発光していないエギの見え方も制限されます。赤下地が暗闇で必ず目立つわけではない点には注意してください。

月夜は反射系も活用できる

月明かりがある夜は、闇夜とは少し考え方が変わります。

月光が海中に届く状況では、金や銀、ホログラムなどの反射系も機能する可能性があります。

パープルや赤下地、ブルー夜光なども選択肢になるため、反射系とシルエット系を比較するとよいでしょう。

DUELのお月見パープルは、月夜や常夜灯周りを意識したカラーとして紹介されています。

常夜灯周りでは光と影を使い分ける

常夜灯のある釣り場では、照明によって海中に光が届くため、夜でも反射系のエギを活用できる場合があります。

例えば、照明が当たっている範囲では銀やホロ、ナチュラル系を試し、光と影の境目では赤下地や濃いパープルなどのシルエット系を使う方法があります。

グローも候補になりますが、周囲が十分に明るい場合には、強く光るタイプだけにこだわる必要はありません。

夜の状況おすすめの候補重視する要素
闇夜赤下地、黒、紫、グローシルエット、蓄光発光
月夜金、銀、紫、ブルー夜光反射、輪郭、発光
常夜灯下ホロ、ナチュラル、赤下地人工光の反射、明暗差
夜の濁り潮グロー、490グロー、暗色系発光、高コントラスト

夜にケイムラは使えない?

ケイムラは紫外線によって蛍光するため、完全な暗闇ではその機能を基本的に活用できません。

ただし、紫外線成分を含む人工光などが届いていれば、夜でも蛍光する可能性はあります。

つまり、夜だから絶対にケイムラは釣れない、というわけではないんです。ケイムラ機能が働かなくても、布色や下地の明暗差によって反応する可能性はあります。

このあたりは、ケイムラの発光と通常のカラーの見え方を分けて考えると理解しやすいですよ。

ナイトエギングの安全について

夜間は足場の段差や波の接近に気付きにくくなります。ライフジャケットや適切な照明を用意し、立入禁止区域には入らないでください。釣り場によってルールが異なる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

カラーローテーションの順番とコツ

エギの色を変えるタイミングが分からないという悩みも、エギングではよくありますよね。

何投したら交換するべきなのか、どんな順番でカラーを使えばいいのか、迷ってしまう方も多いと思います。

ここで大切なのは、カラーローテーションは単に色を変える作業ではなく、エギの見え方を変えて反応を比較することだという点です。

基本はアピール系からナチュラル系へ

日中の澄み潮で、イカの反応が分からない場合を考えてみましょう。

まずはピンクや金テープ、ケイムラなどで広く探り、反応がなければブルーやグリーンなどのナチュラル系へ変更する方法があります。

さらに、イカが追ってくるものの抱かない場合には、クリアやブラウンなど、存在感を抑えたカラーを試すこともできます。

ただし、最初から警戒心の強い個体を狙う状況では、ナチュラル系から始める選択もあります。

大切なのは、最初に使うカラーを固定することではなく、反応に応じて違う特徴のエギを投入できるようにしておくことです。

状況別のローテーション例

状況ローテーション例
日中・澄み潮ピンク・金・ケイムラ → ブルー・グリーン → クリア
日中・濁り潮オレンジ・ライム → 金・虹 → グロー・暗色系
夕マズメケイムラ・金 → ピンク・オレンジ → 赤・紫 → グロー
月夜金・銀 → パープル・赤 → ブルー夜光
闇夜赤・紫・黒 → 490グロー → 通常夜光
常夜灯周りナチュラル・ホロ → 赤下地 → グロー

これらは、光学的な特徴を段階的に変えるための一例です。必ずこの順番が一番釣れるという意味ではありません。

例えば、最初のカラーで反応があるなら、無理に交換せず、そのエギを使い続けても構いません。

何投ごとにエギを交換する?

カラーローテーションに、科学的に決められた交換回数はありません。

実践では、同じポイントの狙いたい範囲を一通り探り、反応がない場合に交換する考え方が分かりやすいと思います。

例えば、立ち位置を変えずに扇状にキャストして一定範囲を探ったら、次は別の下地を試すという方法です。

大切なのは、何投目かという数字より、何を変えて反応を確かめたいのかを意識することです。

イカが追うのに抱かないときの対処法

イカがエギを追いかけてくるのに、最後の一歩で抱かないことがありますよね。

そんな場合は、アピールが強すぎる可能性を考え、ピンクやオレンジからグリーン、ブラウン、クリアなどへ変更する方法があります。

ただし、抱かない原因が必ずカラーにあるとは限りません。

エギのサイズが大きすぎる、フォールが速すぎる、動きが不自然、イカの活性が低いといった原因も考えられます。

そのため、カラーを変えても反応が改善しない場合は、エギの号数や沈下速度、アクションなども見直してみましょう。

色の違いを比較するときの注意点

カラーの効果を比較したいなら、できるだけ同じモデルと号数で試すことをおすすめします。

例えば、3.0号のピンクから3.5号のグリーンに変更して釣れた場合、色だけでなくサイズや沈下速度も変わっています。

ラトルの有無やフォール姿勢が違う場合も同様です。

そのため、色だけの影響を確認したいなら、モデル、号数、沈下速度などをできる限りそろえて比較する方が合理的です。

カラーローテーションで意識したいこと

  • 色名ではなく反射・蛍光・発光・シルエットの違いを作る
  • イカの追尾や抱き方を見ながら変更する
  • 光量や潮の透明度が変化したら再検討する
  • 比較するときはエギのモデルや号数をなるべく統一する
  • 反応がなければレンジや動かし方も確認する

なお、たくさんのカラーを持っていること自体が釣果につながるわけではありません。

反射系、ナチュラル系、暗色シルエット系、ケイムラ、グローといった異なる特徴を持つエギがあれば、基本的な状況に対応するためのローテーションを組み立てやすくなります。

初めのうちは、まず3〜5タイプ程度を選び、それぞれの使いどころを理解する方法でも十分に学べると思います。この本数は科学的に決まった必要数ではなく、あくまで始めやすさを考えた目安ですよ。

エギング色選びのポイントまとめ

ここまで、エギングの色選びについて、人気カラーや下地、ケイムラとグロー、イカの視覚、時間帯や潮の状態による使い分けまで解説してきました。

エギングでは人気色や最強カラーに目が向きがちですが、重要なのは、今の海中環境に合った見え方のエギを選ぶことです。

最後に、特に覚えておきたいポイントを整理します。

エギングの色選びで押さえたい重要ポイント

  • どんな状況でも必ず釣れる万能カラーは確認されていない
  • エギの見え方は背色だけでなく下地や発光機能でも変わる
  • ピンクやオレンジは高アピール系の基本候補
  • ブルーやグリーン、クリアは澄み潮や日中で使いやすい
  • 赤下地は夜のシルエットを意識したカラーとして使われる
  • 金や銀の下地は周囲の光を利用して反射する
  • ケイムラは紫外線による蛍光、グローは蓄光による発光
  • 490グローは青緑域で発光する機能で、万能な最強色ではない
  • 濁り潮ではオレンジ、チャート、グロー、暗色系を比較する
  • 夜は闇夜・月夜・常夜灯の有無で選び方を変える
  • カラーローテーションではエギの光学的特徴を変えて反応を見る
  • カラーだけでなくレンジ、アクション、サイズも釣果に影響する

私がエギングの色選びで特に大切だと思うのは、なぜそのカラーを選ぶのか、自分なりの理由を持つことです。

例えば、今日は澄み潮で日差しがあるからケイムラを試してみよう、暗くなってきたから赤下地に変更しよう、イカが追ってくるだけだからクリア系で存在感を落としてみよう、といった考え方ですね。

こうした判断ができるようになると、エギを交換するときにも目的が生まれます。単に人気の色を次々に投げるより、釣り場の状況とイカの反応を理解するきっかけになりますよ。

もちろん、好きなカラーを使うことも大切です。信頼できるエギなら集中して操作しやすくなりますし、釣りそのものがもっと楽しくなると思います。

ただし、エギのカラーや下地、発光機能、製品ラインナップはメーカーによって異なり、仕様変更や販売終了、新色追加が行われる場合があります。この記事で紹介したカラーの特徴は一般的な選択の目安であり、釣果を保証するものではありません。正確な情報は公式サイトをご確認ください。

また、釣り場の安全や利用ルールなどに不安がある場合は、現地の管理者や関係機関に確認し、最終的な判断は専門家にご相談ください。

エギングの色選びは、正解を一つだけ探すものではありません。光量・水質・水深・背景に合わせ、反射・蛍光・発光・シルエットを使い分けることが基本です。

次の釣行では、ぜひ今までとは違う下地や発光タイプにも目を向けてみてください。エギの色を選ぶ時間も、きっとエギングの楽しさの一つになるはずですよ。

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