プロ野球界で輝かしい実績を残した城島健司は、引退後に“釣り人”としての姿を見せ、多くの釣りファンから注目を集めている。幼少期から釣りに親しみ、現役時代も「野球より釣りが優先」と言われるほどの熱意を持っていた。特に、潮の流れを読む技術が求められる「ふかせ釣りが得意」で、経験を積みながら腕を磨いてきた。
その結果、「釣り腕はプロ級」と評されるまでになり、地元の釣り大会でも好成績を収めるほどの実力を持つ。野球界でも「野球選手は釣りが好き」という声は多く聞かれるが、城島の場合は単なる趣味の域を超えている。
2025年から福岡ソフトバンクホークスのCBO(チーフベースボールオフィサー)に就任することが発表され、野球界に本格復帰するが、「釣りは続ける?CBO就任後の釣りライフ」についても気になるところだ。本記事では、城島健司の釣りへの情熱やスタイル、野球との共通点について詳しく紹介していく。
記事のポイント
- 城島健司が釣りに熱中する理由や背景
- 彼の得意な釣りスタイルや技術の特徴
- 野球と釣りの共通点や戦略的思考の活かし方
- CBO就任後も釣りを続ける可能性や今後の展望
城島健司釣り好きの魅力とは?

- 名捕手が釣り人に
- 野球より釣りが優先
- 師匠
- ふかせ釣りが得意
- 釣り腕はプロ級
名捕手が釣り人に

城島健司は、プロ野球界で輝かしい実績を残した名捕手として知られています。1994年のドラフト会議で福岡ダイエーホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)に入団し、強打の捕手として頭角を現しました。その後、シアトル・マリナーズに移籍し、日本人捕手として初めてMLBでプレー。さらに、阪神タイガースでも活躍し、NPB・MLBの両リーグで正捕手としての役割を果たしました。
現役時代は、攻守にわたる活躍を見せ、打撃面では高打率と長打力を兼ね備えた数少ない捕手の一人として評価されています。また、2009年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では日本代表の正捕手を務め、優勝に大きく貢献しました。
一方で、2012年の現役引退後は、野球界から距離を置き、趣味である釣りに没頭するようになります。特に、九州地方を中心に釣り番組へ出演し、プロ顔負けの腕前を披露。現在では、野球ファンだけでなく、釣り愛好者からも注目される存在となっています。
野球より釣りが優先
城島健司が釣り好きであることは、多くのファンに知られています。幼少期から父親とともに釣りを楽しみ、プロ野球選手になった後もオフシーズンには頻繁に釣りに出かけていました。
現役時代も野球より釣りを優先するほどの情熱を持っていたエピソードは数多く、試合がない日には釣り場へ直行し、夜明け前から竿を握ることも珍しくなかったと言われています。また、シーズン中であっても、遠征先の近くで釣りができるスポットを探し、わずかな時間を利用して楽しんでいたことが知られています。
さらに、引退後は野球よりも釣りをメインに活動し、地元の釣り大会にも参加するようになりました。野球解説や指導の場に登場することがほとんどなかった時期もあり、「野球人というより釣り人」としてのイメージが強まる結果となりました。とはいえ、2020年から福岡ソフトバンクホークスの特別アドバイザーに就任し、再び球界との関わりを持つようになっています。
師匠
城島健司の釣りの腕前は、単なる趣味の範疇を超えたレベルに達しています。その実力を支えているのが、長年親交のあるプロの釣り師やベテランの釣り仲間たちです。特に、城島が影響を受けたとされるのが、九州の有名釣り師・小林一史氏。彼はチヌ(クロダイ)釣りの名手として知られ、城島が本格的に磯釣りを始める際に多くのアドバイスを受けたと言われています。
また、城島はさまざまな釣りのジャンルに挑戦し、その技術を磨いてきました。ルアーフィッシングや船釣りだけでなく、フカセ釣りの技術も極めています。こうした幅広い釣りの知識と経験は、プロの釣り師や熟練者たちとの交流を通じて得たものです。
さらに、城島は「釣りは理論と実践が重要」と語っており、釣りのメカニズムを理解することに努めています。その姿勢は現役時代の野球に対する研究熱心な態度とも共通しており、釣りの世界でも真剣に取り組んでいることがわかります。
ふかせ釣りが得意

城島健司は、多様な釣りスタイルを経験してきましたが、その中でも特に得意としているのが「フカセ釣り」です。フカセ釣りとは、潮の流れを利用して仕掛けを自然に漂わせ、魚に違和感なくエサを食わせる釣り方。高度な技術が求められるため、初心者には難しいとされる釣法です。
城島はこのフカセ釣りを極めるために、数多くの釣り場へ足を運び、試行錯誤を重ねてきました。特に九州・長崎県の磯釣りスポットを中心に、クロ(メジナ)やチヌ(クロダイ)をターゲットにすることが多いです。釣り仲間からも「プロ並みの腕前」と評価されるほどの実力を持っています。
さらに、フカセ釣りにおいては、エサの選定や仕掛けの調整が重要になりますが、城島はそれらの工夫にも余念がありません。海の状況を見極め、エサの配合や撒き方を細かく調整することで、高い釣果を上げることができるのです。野球選手として培った観察力や分析力が、釣りにも活かされているといえるでしょう。
釣り腕はプロ級

城島健司の釣りの腕前は、趣味の域を超えたレベルにあります。実際、地元・長崎で開催された釣り大会では優勝経験もあり、単なる愛好家ではなく、実力派のアングラーとしても認知されています。
大会では、厳しい条件の中で他の釣り人と競いながら釣果を出すことが求められますが、城島はそのプレッシャーの中でも安定した成績を残してきました。これは、野球選手時代に培った集中力と冷静な判断力が釣りの場面でも発揮されている証拠です。
ただし、プロの釣り師と比べると、専門的な技術面でまだまだ学ぶべき点もあると本人も認めています。そのため、今でも釣りの知識を深めるために経験者と交流し、新しい釣法や戦略を積極的に取り入れています。城島にとって釣りは単なる趣味ではなく、生涯を通じて追求していくテーマの一つであることが伺えます。
城島健司釣りと野球の意外な共通点

- 野球選手は釣りが好き
- 釣りスタイル
- CBO就任後の釣りライフ
- 城島健司釣りの魅力とは?プロ並みの実力とこだわり
野球選手は釣りが好き

野球選手には釣り好きが多く、楽天イーグルスにはゴルフ部や動物愛好会に加え、釣り部もあるほど人気です。
釣りは集中力が求められるスポーツであり、野球と共通点が多くあります。野球ではバッターボックスや守備での瞬時の判断が重要ですが、釣りでも潮の流れや魚の動きを読み、仕掛けを投入するタイミングが釣果を左右します。
また、持久力や忍耐力も共通します。野球では打席や守備の瞬間に備え集中を維持する必要があり、釣りも魚が食いつくまで冷静に待つことが求められます。
さらに、どちらも戦略が重要です。野球は相手の特徴を分析し、試合展開を予測します。一方、釣りでは天候や水温を考慮し、エサや仕掛けを選びます。どちらも状況を読み、最適な戦略を立てる点で似ています。
こうした共通点があるため、野球選手は釣りに魅了されるのでしょう。試合の緊張感から解放され、自然の中でリラックスできることも大きな魅力です。
釣りスタイル

城島健司は、釣りに対しても本格的な姿勢を貫いています。野球選手としてのストイックな性格が影響しているのか、使用する道具やスタイルにも強いこだわりがあります。
まず、城島が得意とする釣りのスタイルは「フカセ釣り」です。フカセ釣りは、エサを自然な形で流し、魚に警戒心を抱かせずに食わせる高度な釣法です。特にクロ(メジナ)やチヌ(クロダイ)をターゲットにすることが多く、潮の流れや仕掛けのバランスを見極める技術が求められます。
使用する道具にもこだわりがあり、竿やリールは信頼できるメーカーのものを厳選しています。特に、軽量かつ強度のある磯竿を好み、長時間の釣行でも疲れにくい設計のものを選ぶ傾向があります。また、ハリスやウキの選び方にも気を配り、その日の海の状況に合わせて微調整を行うなど、細部にわたるこだわりが見られます。
エサの選定についても独自の工夫を凝らしており、市販の撒き餌をそのまま使うのではなく、自分なりのブレンドを加えて魚の食いつきを高めています。このような細かなこだわりが、釣果にも直結しているのでしょう。
さらに、釣行前の準備も徹底しています。天気や潮の流れを事前にチェックし、狙う魚の行動パターンを考えながら仕掛けを準備します。これは野球で試合前のデータ分析を行う姿勢と共通しており、城島らしい釣りスタイルといえます。
このように、城島健司の釣りスタイルは非常に研究熱心で、単なる趣味ではなく「戦略的な釣り」を実践しているのが特徴です。
CBO就任後の釣りライフ
2025年1月に福岡ソフトバンクホークスの「チーフベースボールオフィサー(CBO)」に就任することが発表された城島健司。球団運営に関わる重要なポジションを任されることになり、これまでの自由な釣りライフはどうなるのでしょうか。
CBOの役割は、チーム編成や選手育成のサポート、監督やコーチ陣との連携など多岐にわたります。現場に密着した業務が増えるため、これまでのように頻繁に釣りに出かけることは難しくなるかもしれません。特にシーズン中は試合の分析や戦略会議に参加することが増え、釣りの時間を確保するのが難しくなるでしょう。
ただし、城島自身は「釣りは一生の趣味」と公言しており、完全にやめることは考えていないようです。実際、CBO就任の発表後も「釣りは続ける」とコメントしており、オフシーズンや業務の合間を縫って釣りに出かける可能性は十分にあります。
また、これまで城島が出演してきた釣り番組『城島健司のJ的な釣りテレビ』も、CBO就任を機に卒業することが決まりました。これは、球団の仕事を優先するという強い決意の表れとも言えます。
しかし、これまでの実績を考えると、完全に釣りから離れることは考えにくいでしょう。例えば、チームの若手選手を連れて釣りに行き、メンタルケアやコミュニケーションの場として活用する可能性もあります。実際、野球界には「釣りを通じて選手との絆を深める」文化があり、城島もそのスタイルを取り入れるかもしれません。
いずれにしても、CBOという新たな役職に就いたことで、これまでのように自由気ままな釣りライフは難しくなるでしょう。しかし、城島健司の釣りへの情熱が消えることはなく、今後も何らかの形で釣りを続けていくことは間違いありません。
城島健司釣りの魅力とは?プロ並みの実力とこだわり
- 城島健司は元プロ野球選手でありながら、釣りにも本格的に取り組んでいる
- 幼少期から釣りを楽しみ、引退後はさらに熱中している
- フカセ釣りを得意とし、特にチヌ(クロダイ)やクロ(メジナ)を狙う
- 九州地方を中心に釣りを行い、多くの釣り場を訪れている
- 釣り師・小林一史氏から多くの影響を受け、技術を磨いてきた
- 使用する釣具にもこだわりがあり、細かい調整を行っている
- 海の状況や潮の流れを分析し、戦略的に釣りを行う
- 釣り大会にも参加し、実績を積み重ねている
- 釣りに対する研究熱心な姿勢は、現役時代の野球と共通している
- 現役時代も試合の合間を縫って釣りを楽しんでいた
- 釣り番組に出演し、釣りファンの間でも知名度が高い
- 釣りを通じて、野球とは違う形でファンとの交流を深めている
- 釣りと野球には集中力や戦略性など、多くの共通点がある
- 2025年からホークスのCBOに就任するが、釣りは続ける意向
- 釣りを通じて学んだことを、今後の野球指導にも活かしていく可能性がある